【お金編②】会費を事前振込してもらった結婚式|チケット制ウェディングフェス

プランナーなしの手作りフェス婚レポ。

今日のテーマは『結婚式会費の事前振込』

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公園やキャンプ場、海などが舞台となるアウトドアウェディング。そんな式を計画している人全員がおそらく悩んでいることといえば…

当日の貴重品管理

 

会場には 金庫や鍵のかかる場所がない場合も多く、特に「当日ゲストから頂いたご祝儀や会費の管理をどうするか?」というのは悩みの種でしょう。

 

私たちもそうでしたが、結局「事前振込制」とさせて頂きました。

 

ネットで探してもそんな結婚式の前例はないですし、非常識だと言われかねないのは重々承知していましたが、止むを得ずそうさせてもらいました。

 

でももちろん理由というか、考えがあってのことです

 

きっとアウトドアウェディングがこれから増えていく中で、同じ悩みを抱える新郎新婦さん達が沢山出てくると思いますので、私たちの事例が参考になればと思います٩( 'ω' )و

 

 

 

 

1.私たちの事前振込制について

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手作りの会費制ウェディングですが、招待ゲストは80名超

普通の結婚式のように受付を作り、そこで現金を頂くとすればかなりの大金となるわけです。

 

1-1. 当日受付で頂くのをやめた理由


①現金の保管が難しい

私たちが結婚式を行なったのは「廃校」です。

金庫もなければ鍵のかかる部屋もありません。

唯一 鍵がかけられる場所というと、車くらいでした。


おまけに1泊2日のアウトドアウェディングなので酔いつぶれるかもしれないし、翌日には砂蒸し温泉ツアー(これも自分主催ですが)を組んでいる…
正直 大金を手持ちするのは怖い、という状況でした。

一時的に両親に預かってもらうというのも考えましたが、大金を持って神経を張り巡らすようなことをさせたくなかったのでやめました。
非常識かもしれませんが、私達の結婚式では親にもリラックスしてゲストのように楽しんでほしいという思いがあったのも本音です。

 

②受付が混み合う・時間が掛かる


会場が田舎の山の中だったので、大型バスをチャーターし、街中の主要駅から会場まで ゲストには一斉移動してもらいました。
つまりは、ほぼ全員のゲストが同時に到着することになります
遅刻する人がいないというメリットがある反面、受付がパンクするという可能性を含んでいるわけです。
そこで、名前チェック以外の作業は廃止することにしました。
会費もですが、芳名帳もなしです。


1-2. 実際の流れはどのようにしたのか?


私達は返信ハガキもなしにしたので、
①招待状(箱)を発送。QRコード同封
②QRコード読込するとウェディング特設サイトに繋がる。出席登録してもらう。
③登録してもらったメールアドレスに振込案内を送る
※口座は5つの銀行を設定
④ゲストがお振込
⑤振込確認(ネットや記帳で個別に)
⑥確認完了メール配信

 

2.会費(ご祝儀)事前振り込みのメリットとデメリット

2-1. 新郎新婦にとっての事前振込とは?

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メリット・デメリット含め、まずは新郎新婦の立場で考えてみてください。

 

①結婚式費用を事前に集められる

当然ですが、結婚式前に手元資金が集まります。
準備費用に余裕がないおふたりも、結婚式を挙げることが出来ます。


②お釣りの準備が不要

受付で会費を集める場合、必ず必要になるのが「おつり」。
準備や当日の管理は意外と大変です。


③通帳記帳するとゲストの名前が出るので管理がしやすい

芳名帳代わりと言ってはなんですが…一覧になってます笑
ネットバンキングを使えばいちいち記帳しなくても済むのでなおスムーズです。

 

④督促しにくい

入金忘れの人が多いので、結婚式までに相当トレースが必要です。実は…事後振込になってしまったゲストもいました^^;

 

⑤現金管理による事件を絶対に防げる

私たちにとってはコレが全てでした。

お金の不信感は人間関係の不信感に直接的に繋がりますもん!

 

こんな体験談があります。
___________
新郎新婦の友人として、二次会の幹事をした。
受付で会費を預かり、リスト上の名前をチェックする。
受付・支払済の印(ビンゴカードやクラッカー)を渡す。
全員揃ったはずなのになぜか収入額が足りない。
もしくは人数が多い。
ゲストにさりげなく聞いても名乗り出る人はいない。
1人ずつのチェックなどは雰囲気を壊すので出来ない。
お店側には支払わないといけないのでとりあえず幹事が手出し。
新郎新婦には結局言えず…
___________

こんな話は私の周りだけで3件ありました。
私自身も経験した事があります。

正直、すごく残念な気持ちになります。

幹事として防げなかったという不甲斐なさもありますが、“払わずに入った人が新郎新婦の大切な人達の中にいる” という事実がすごく悲しいのです。

新郎新婦に言ったら代わりに払ってくれるでしょうが、お祝いの日にそんな残念な報告はしたくありませんよね。

 

事前振り込みのチケット制なら、こんな事は起こりえません。

当日に大金の管理をしなくていいというのも利点です。

 

2-4. ゲストにとって事前振込とは?

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次にゲストの気持ちになって考えてみましょう。

①ご祝儀袋の準備が不要

可愛いご祝儀袋を探すのが結構好き!という方は残念かも。

でも、こだわりはない・字が汚いから名前を書くのが嫌・毎度ご祝儀袋マナーを調べるのが面倒…なんて方は嬉しいですよね。
なにげに500円くらいしますし(^^;)

 

②振込手数料がかかる

他行当てだと数百円かかりますね。
同行内なら手数料無料の銀行も多いのでは?
どちらにせよご祝儀袋代程度だと思いますが、出来るだけゲストに負担が掛からないよう、新郎新婦は沢山の銀行口座を準備してあげた方がいいと思います。

 

③振込が面倒

ネットバンキングを持っていないゲストはATMに行かないといけないので、貴重な休憩時間やお休みに時間を割いてもらう必要があります。
自分が買ったものではなく、まだ先の友人の結婚式のために振込作業をするのは面倒に思われるかもしれません。

 

④新札の準備が不要

 結婚式マナーといえば!な「新札」準備。
たまたまATMから綺麗な1万円が出てこない限り、窓口に行かないと貰えませんよね。
お仕事をしている方は窓口が開いている時間に銀行に行くのが中々大変なので、コレは楽ですね。

 

⑤ネットバンキング利用者は楽

ネットバンキングというのはネット上で振込を完了させられるわけですから、スマホ操作3分で終わります。私達のゲストも数名は、振込案内後すぐ「完了!」と連絡をくれました。彼らはきっとネットバンキング保持者です。

ちなみに新郎新婦も、ネットバンキングにしておけばわざわざ通帳記帳してお振込の確認をする必要がありませんので、強くオススメします。


3.事前振込制をお考えの方へ

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今はおそらく激レアな事例かと思いますが、結婚式のカタチが日々進化していく中で今後は絶対必要になってくるかと思います。

 

結婚式という場で新しいことをしようとするとき、特にお金の問題はデリケートなので、なかなか周りに相談できないと思います。
直接友人に聞いたら、本音がどうであれ気を遣って「いいよ」と言うだろうし、プランナーや両親は心配して反対しそう…。だからググってみたけどほとんど経験者がいない上に、「非常識だ」とか「自己中心だ」とかいう意見しか見当たらない。→怖くて周りに相談しにくい →悩む の無限ループ。…分かります(笑)

 

でも、結婚式には自分の大切な人しか来ませんよね。きっと素晴らしい人ばかりだと思います。


みんな新郎新婦をお祝いしたいという気持ちを持ってくれているし、そうでないとそもそも出席しないと思うので、友人関係をもっと信じてお願いしてみてもいいんじゃないかなと思います。
結婚式という最高の日に、少しでもお金問題が発生して「一体誰が?」という不信感が芽生えるくらいなら、1人1人に理由を説明して、新しいカタチをお願いした方が良いと思いませんか?


よく考えたら、そのくらい理解してくれる良い人達しかいないね!ということで私達は事前振込制をやらせてもらいました。大好きなフェスのようにチケットを作ったので、チケット制と言ってもいいかもしれません。

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☝︎私たちのチケット
 

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