プランナーなしの 完全手作り結婚式 レポ。
今日のテーマは... 『料理』の続き。
前回記事はこちら
「料理編②」の記事で書いたように、会場の電気・ガス・水道の設備確認をしたら、次はいよいよシェフのブッキングに移ります。
1.どんなシェフに頼む?
まず、どんな雰囲気の式にしたいか考え、それに合ったお料理を考えます。
●ちょっと高級でおしゃれなフランス料理
●お箸で食べれるカジュアルイタリアン
●ホッと落ち着く田舎料理
●女子がテンション上がる可愛いケータリング
●体に優しいお野菜いっぱいのカフェごはん
●アウトドア感満載のフェス飯
●料理はいらないからデザートバイキングだけ
などなど。
じゃあ誰ならその料理を作れるでしょうか?
シェフというと ホテルや高級レストランのイメージが強いですが、それだけではない事がわかるはず。
小さな洋食屋さん、大好きなカフェ、地元のおばちゃん、料理が得意な友人、いろんな人があなたのシェフになれるわけです。
☝︎草花ベースで森のレストラン感を出しました。
2.どうやって探す?
まずはやっぱりGoogle先生です。
検索してみましょう。
検索ワードは「会場名 都道府県 店名 結婚式 ケータリング 出張 料理 パーティー」など。この中のいくつかを組み合わせてみてください。
結婚式ではなくても、ケータリング経験があるシェフは交渉しやすいです^^
3.どうやって依頼する?
こればかりは「頑張る」しかありません。
丁寧に説明して、熱い想いを伝えましょう。
手順はかなり普通。
①電話してざっくり内容を話し、アポを取る
②交渉準備
③会いに行き、詳細を話す
もっと具体的に、私の経験をお話しします。
①初回の電話の会話例
「お忙しいところすみません。私○○市在住の○○と申します。
実は○月○日に、○○市にある廃校で手作りの結婚式を挙げようと思っています。
野外の開放的な雰囲気の中で披露宴もしたく、○○(お店の名前)さんにお料理をお願いできたらなと思っているのですが、ケータリング対応など可能でしょうか?
今のところゲストは○○名の予定です。予算は1人○○円くらい、できればコース料理の形式で提供したいと思っています。
よかったら一度お店に伺い詳しくお話しさせてください。
ウェディングプランナーではなく自分達で計画しているので、この携帯番号にお返事いただけると嬉しいです。ご検討よろしくお願いします。」
↓
そうするとお店側は色んな回答をくださいます。
●「当店を会場としない場合はできない」
●「衛生上の問題があるから対応できない」
☝︎この場合は結構厳しいです。
残念ながら諦めて別の場所を探すのをお勧めします。
私も何軒も断られました^^;
●「その予算だと難しい」
●「配膳するスタッフが足りないから難しい」
●「お皿やカトラリーが足りないから無理かも」
●「やったことはないけど検討したいので一度お店に来てください」
●「お弁当のケータリングはしたことがあるけど…」
即OKをもらえない場合でも、難しい理由を排除できるなら可能性があるので諦めずに解決案を考えましょう。
●ドリンク込やデザート込などにして予算を上げる
●スタッフは自分達で別に手配する
●食器やカトラリーのレンタル手配をする
などが考えられますね。
②交渉準備
約束を取り付ける際確認しておくのはこちら。
●日時
●面談場所(駐車場があるかなど)
●担当者名
あと、個人ではなくお店なのであれば、当日のお約束前でも前日までの間でもいいので、「自分の結婚式で出すなら」という視点を持ってそのお店で食事しておいた方がいいです。
シェフの気持ちになったら、1度も食べたことがない人に頼まれるのは違和感がありますよね。
それに 話を進めて行く上で、量や味や色合い、食器の雰囲気や店員さんのサービス態度など、共通認識がある方が楽です。
例えば、「今日食べたあのコースより少なめでいい」とか「店員さんの服はお店と同じものを着用してほしい」とか、後々話が伝えやすくなるわけです。
《準備しておくもの》
下記内容はある程度まとめて行きましょう。
PCでもいいのですが、できるなら紙がいいと思います^^
そしてできれば相手方用にも印刷を。
●会場の情報(場所・見取り図・写真、水道ガス電気・キッチン設備)
●ゲストの情報(人数、年齢層、属性/親族が多いとか)
●スケジュール(式の日時、打ち合わせのスケジュール感)
●目指す雰囲気のイメージ写真(式全体・料理)
●希望の予算(ゲスト1名あたり○○円)
●希望の形式(コース・ビュッフェ・テーブル盛り・お弁当)
●ドリンク・デザート・ウェディングケーキもお願いしたいか
●皿・グラス・カトラリー、テーブルクロス・ナプキン含むか
●配膳係やアシスタント含むか
●人件費・交通費いくらくらいか
これらはその場で決まらなくてもいいのですが、確認が漏れると後々揉めるモト。
セルフプロデュースウェディングは自分がプランナー。
相手方が不安にならないよう、準備して行きましょう^^
☝︎木製ボードの上にクッキングシートを敷いて、汚れたら取り替えるというアイデアにより、お皿の手配が不要になりました。イメージにも合ってて良かった◎
③直接会ってお話しする
「本日はお時間いただきありがとうございます」からスタート。
印刷した紙をお渡しし、話すべきことをお互い認識。
あとは準備した項目に沿って話したり、相手方の意向を聞きます。
必ずメモしながら進めましょう。人間すぐ忘れますよ。
その場で全部決定しなくてもOK。
中には「他の従業員/シェフと相談させてください」という項目もあるはず。
その場合は“いつまでにどうやって回答頂けるか”を確認しておきましょう。
4.参考
いくつかお店を紹介しますが、参考程度にご覧ください^^
●イルフェリーチェ(公式HPはこちら)
鹿児島県のイタリアンレストランです。
私達の結婚式で料理を担当してくださったのがこちらのお店。
夫婦二人でされているレストランなので、当日はお店を閉めて来てくれました。
冷蔵庫もない廃校だけど、高級食材ではなくアイデアでわくわくさせるような料理を!と無茶苦茶なことを言った私達にも真面目に向き合ってくれました。
●出張料理きまぐれや(公式HPはこちら)
「シェフがお宅にやって来る。」というワードに心惹かれるHP。
決まったメニューや料金表はないというから驚き!
全国どこへでも来てくれて、現地の材料・どんなキッチンでも作ってくださるそう。
既に色々な場所での経験があるという安心感もあり、見積もり・相談も進めていたのですが、交通費・アシスタント費がかかるので今回は泣く泣く諦めました。
でも何かの折にお願いしたい素敵なシェフです。
●MOMOE(公式HPはこちら)
東京の方向けではありますが…
モデルさん達にも人気のケータリングだそうです。
「有機野菜を使った身体に優しいごはん」かつ「おしゃれで可愛いディスプレイ」という、女子が好きな2大要素が揃ってます。
都内に住んでいたらお願いしていたかもしれません^^
☝︎メニュー表はくるんと丸めてローズマリーで止めるという“森”感!!
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
料理のお願いの電話をするときは、まさに『営業』という感じでした。
自分のやりたいことやイメージを、熱意を持って伝えましょう。
準備をしっかりするのがポイントです。
他にも鹿児島で断られたお店情報などあるので、お問い合わせ頂いたら個別に回答させていただきます(笑)